皆様、おはようございます。これから出発しますが、今日の日程(にってい)を発表致します。バスで九寨溝の入口へ行き、そこで入場(にゅうじょう)の手続きをします。約20、30分間かかります。混雑情況(こんざつじょうきょう)によりまたもう少し時間がかかるかもしれません。手続終了後(てつづきしゅうりょうご)、専用車に乗り換えて、九寨溝に入ります。九寨溝は樹正溝(じゅせいこう)、日則溝(にっそくこう)、則査洼溝(そくさわこう)3本の谷川(たにがわ)からできています。地図をご覧になると、ちょうどローマ字「Y」の形をしています。本日は先にこのローマ字「Y」の上の右側の見所——日則溝をご案内します。右側の観光が終わってから「Y」の中心のレストランで昼食を食べます。それから「Y」の左側の見所をご案内します。左側の観光が終わってから、「Y」の下の所を戻りながら観光します。今日一日九寨溝の観光は、その中のチャータバスをご利用いたします。観光する時使わない物はそのままおいでいても結構(けっこう)です。
(入場手続を行い、バスのところにお客様を誘導、案内します。)
皆様、改めておはようございます。今日は一日ずっとこのバスをご利用します。そして、皆様、このバスのを覚えてください。175番です。いま、九寨溝の中に入りました。九寨溝の中では禁煙(きんえん)です。タバコを吸えるところはレストランのところです。九寨溝はもともとその中には九つのチベット族の村がありますから名前を名付けたのです。1992年世界ユネスコに世界遺産として収録され、1997年万国に国際生物保護区に指定された。でも、いまこの中でチベット族の村が三つしか見えない。108個の湖と五個の渓流、12個の滝、10本の泉で有名な五絶(ごぜつ)に形成されました。つまり、翡翠(ひすい)の海、畳(たたみ)の滝、色彩(しきさい)の原始林、雪の峰とチベット族の情けですね。この九寨溝に住んでいるチベット族の人々は海を見たことがないので、湖のことを「海」或いは「海子」を呼んでいます。九寨溝の湖について次の伝説があります。
昔、男神の達戈が、風と雲を磨き上げた「風雲宝鏡」を恋人の女神色摸に贈りました。ところで悪魔(あくま)のいたずらで色摸は宝鏡を地上に落としてしまいました。この宝鏡が深山幽谷(しんざんゆうこく)に砕け散り(くだけちり)、108の青く澄んだ湖となり、九寨溝という夢幻(むげん)の仙境(せんきょう)が現したそうです。話しているうちに、皆様、バスの右側をご覧ください。これは初めて見たチベット族の村です。この村の名前は蓮の葉っぱの村です。なぜならば、空から見ると、この村の形は蓮の葉っぱみたいです。はい、皆様、バスの左側をご覧ください。これは盆景灘(ぶんけいたん)というところです。盆景は盆栽の意味です。水の中,高山柳(こうざんやなぎ)、樺(かんば)、松などの木が生えています。木の回りにカストル溶岩(ようがん)が積もって、まるで水中盆栽のように見えます。でもここはやっぱり九寨溝の普通の景色っで、戻る時また車を止めて写真を取りますけれども。はい、ここを見てください。ここは葦の海で黄色いものばっかりですね。こんな標高2140ぐらいの高いところにまだ葦が生まれているのは珍しいです。調べによりますと、ここの葦は世界の最高のところに生まれている葦ですよ。
皆様、バスの左側をご覧ください。ここは火花海(ひばらかい)です。ここの標高は2187メートルで、平均深さは9メートルです。水面に太陽が反射してキラキラとして火花が燃えているように見えます。
はい、皆様、ここは樹正群海(じゅせいぐんかい)です。樹正群海に19個の小さな湖があります。今バスの右側にもう一か所のチベット族の村も見えます。この村の名前は樹正寨と呼ばれています。樹正はチベット族語です。お金持ちの意味です。いま、九寨溝の三つの村の中で一番お金持ちですから。
はい。皆様、いまバスの左側をご覧ください。樹正の滝です。ここの標高は2200メートルで、滝の高さは11メートル、広さは62メートルです。九寨溝の四大瀑布の一つです。
ここは老虎海(ろこうかい)です。さきほど見た瀑布の音は虎の吠える声に似ていますので、老虎海と呼ばれています。
これは犀牛(さい)の海です。犀牛海は九寨溝の中に二番目大きい湖です。海抜は2400メートルです。総面積は17万平方メートルです。毎日午前9時、波が立っていない時、水辺の樹木と空が鏡のような湖面に映し出され、樹木、湖面(こめん)と空が繋っている光景(こうけい)は幻想的(げんそうてき)で独特な魅力に溢れています。
まもなく諾日朗(だくじつろう)瀑布に到着します。諾日朗の案内は進行方向の左側にある展望台で致します。全員団体行動で、私の後に次いて展望台に上がり、諾日朗瀑布の全景をご覧になってください。満足できたら、私は出発の声をかけます。そして、全員また私の後に次いて、道路を渡り、近距離で諾日朗瀑布をご覧になります。最後、森を抜けて駐車場へご案内します。見学時間と歩く時間を合わせて、諾日朗瀑布の観光は約30分です。諾日朗瀑布の幅は320メートルで、落差は20メートルです。中国では幅が一番広い高山滝です。諾日朗はチベット族語で男神という意味です。滝の幅が広いこととその雄大さで知られています。水量は季節により変わります。夏の水量は一番豊富です。冬は水が氷ります。氷柱(つらら)となって、とても綺麗です。600メートルぐらいの棧道を歩いてバスに乗ります。
はい、皆様、鏡海(きょうかい)に着きました。静かなところですね。わしの影は鏡の海に投げて鏡の海はわしのこころを残しという有名な諺があります。これから、10分間の自由行動を取ります。いまは9時20分です。9時30分にバスに集合してお願いします。
バスで少し移動したら、五花海(ごうかかい)に着きます。五花海は九寨溝の一つの観光ポイントです。「五」というのは数の五だけじゃなくて、数が多いという意味です。「花」は綺麗なものです。即ちこの湖の色はとても豊富で綺麗です。角度(かくど)によって、景色も変わります。特に高い所から見ますと、孔雀のように美しいから、また「孔雀海(くじゃくかい)」とも呼ばれています。これから25分間の自由散策です。いまは9時40分です。10時5分にバスで集合することをお願いします。ここから階段を降りて橋を渡して左側へ行ってください。観光が終わってから、まだ同じ道で戻ってください。
五花海の景色はいかがでしょうか。私達はこれからバスに乗って次の所まで移動します。皆様、さきたくさん魚が見られましたか。あれは高山裸鱗魚と呼ばれています(鱗のない魚です)。清い水の中でもこんないっぱい魚が生きているのは珍しいですよ。しかし、ご存じのように、チベット族は魚を食べないです。何故かというと、チベット族の葬式と関係がありますね。火葬、土葬、水葬、塔の葬式、鳥葬つまり天の葬式ですね。大体、この五種類の葬式ですね。水葬がありますから、もちろん水中の動物を食べないです。
バスで少し移動したら、熊猫海(くまねこかい)に着きました。熊猫というのは、実はパンダの意味です。話によりますと、昔パンダちゃんはよくここにきて、たくさんの水を飲んで、まるで酒を飲んで酔っ払になって寝ってしまたことがあります。だから、熊猫海と呼びます。ここでは、15分ぐらいの自由時間があります。皆さんはこの時間を利用して写真を撮ってもいいし、ちょっと散歩してもいいです。いま10時15分です。10時30分にバスに集合するのをお願いします。
箭竹海(せんちくかい)に着きました。ここは標高が2600メートルです。箭竹というのは笹(ささ)の意味です。もともと、この辺は笹がたくさんありました。パンダちゃんもここにきて笹を食べたそうです。素敵なところですから、4年前に、有名な「ヒーロ」という映画はここで撮影しました。ここで5分間ぐらいの自由行動を取ります。バスは前のほうにユ-タ-ンして戻ります。
これからまたバスに乗って、次のところへ移動します。皆さんはもう九寨溝のもう一か所のポイントに着きました。ここは珍珠灘(ちんじゅうたん)です。「珍珠」というのは、この灘(なだ)の流れる水は太陽の下にピカピカしていて、まるで真珠のように綺麗の意味です。珍珠灘の下には一つの滝があります、「珍珠灘滝」と呼ばれています。昔、有名なドラマ「西遊記」はここで撮影しました。これから、棧道に沿って約40分のハイキングとなります。まずは滝の上の遊歩道を歩き、その後、滝を横目(よこめ)に見ながら滝の下まで歩いていきます。滝横(たきよこ)の階段は水しぶきに濡れ、非常に滑べりやすいので、滝の写真を撮りながら歩くのは非常に危険です。是非十分気を付けてください。
お疲れ様でした。ここまで日則溝の見所はもうお観光しました。即ち、九寨溝の右側を見終わりました。皆様のお腹もうすいたでしょう。これからまず、九寨溝の中のレストランへ行き、食事をします。午後は九寨溝の左側のもう一本の谷川「則査洼溝」へ行きます。
(食事する時間は1時間ぐらいです。)
30分ぐらいのバス移動をしてから、九寨溝の一番高い所「長海(ちょうかい)」に到着します。この時間を利用しまして、四川省の名産品(車内販売など)を紹介します。
長海に到着しました。ここの標高は3100メートルです。また長海は九寨溝の一番大きい湖です。長さ7キロぐらいがあります。いま皆様の前に見えるのはただ1/3だけで、ほかの2/3は曲がったところから山の後ろに隠れています。一番深いところは108メートルの深さがあります。冬になると、水は70センチも氷ります。長海は出口がありませんが、蒸発(じょうはつ)と浸透(しんとう)のおかげで雨季でも水が溢れないです。これから20分の自由行動を取ります。
バスで日則溝を下り,ちょっと走るともう一か所の観光ポイントに着きます。ここは五彩池(ごうさいち)と呼ばれています。五彩池は九寨溝の中で色が一番豊富で一番小さな湖です。深さはただ6メートルぐらいです。海抜3000メートルがありますけれど、冬になっても水は氷りません。五彩池の水は長海から浸透してきますから湖の底は色がいっぱいあります。まるで、たくさんの宝石が湖の底に隠れているようです。ほんとうの理由は湖の中にたくさんの鉱物の沈澱物(ちんでんぶつ)などがいっぱいあります。光と方向によって色が変わります。五彩池の観光が終りましたら、ハイキングしながらバスの駐車場へ行き、またグリーンバスにて出発し「Y」の下のほうへ移動します。
犀牛海にバスを止めて写真を取ります。
またバスで老虎海まで移動します。
老虎海から樹正寨までハイキングです。
火花海にバスを止めて写真を取ります。
またバスで盆景灘へ移動します。
盆景灘に写真を取ります。
またグリーンバスで出発し、出口まで移動します。下载本文